サイトミライズを導入して今後のデジタルマーケティング戦略を見据えたコーポレートサイトへとリニューアル。サイトの情報発信力を向上させた

東京ダイヤモンド工具製作所はどのような事業を展開されているのでしょうか？

東京ダイヤモンド工具製作所は1932年の創業以来、ダイヤモンドやCBNを使った様々な工具を製造・販売しているダイヤモンド工具の総合メーカーです。国内に4つの工場、海外ではタイに1つの工場、国内には5ヶ所の営業所があり、タイとシンガポールに販売子会社があります。

主にセラミックス、ガラス、シリコンといった、固くて脆い材料を高能率、高品位に加工する工具や、精密金型や樹脂などを磨き無しで一気に鏡面加工したいというお客様のご要望に応える製品を製造・販売してきました。クライアントは半導体や電気電子機器、輸送器、精密機器、土木建築、日用品といった幅広い製造業におけるトップクラス企業を含むお客様です。また、ダイヤモンド工具の修理・再生サービス業務も手掛け、環境の負荷を減らすことにも取り組んでいます。

御社の特徴や強みはどういった点にありますか？

2022年7月7日には創業90周年を迎える当社は、長年にわたり匠の世界をベースとした製造技術で実績と信頼を積み重ねてきました。ダイヤモンド工具は一般的にお客様の要望に応じて一つひとつオーダーメイドで製造します。小回りよく要望に応えて技術的な課題を解決したり、新たな提案をしたりすることでお客様を幅広く支援ができるのが当社の強みです。

2021年8月にコーポレートサイトをリニューアルオープンした理由を教えてください。

当社コーポレートサイトは、10年ほど前にWEB制作会社に依頼してWordPressで構築したものでした。会社案内をデジタル化しただけのイメージで、営業戦略から見てもマーケティング的視点から見ても効果をより高めることの必要を感じていました。そこで、これらの課題をクリアして、さらにメンテナンスがしやすく、サポート体制が整っている国産CMSを利用してコーポレートサイトをリニューアルすることを考え、2019年8月に検討を開始したのです。

マーケティング施策として何をしようと考えたのでしょうか？

当社のBtoBの事業形態に合うかどうか分からない面もありますが、戦略的にMA（Marketing Automation）を試験導入する構想があります。しかし、構想段階で本格的なMA専門システムを導入するのは状況的、コスト的に見てリスクが大きいと判断していました。

MAを導入しようと構想されている理由を教えてください。

潜在的な顧客がどれだけいるかを把握しきれていないことと、海外に目を向けると、海外マーケットには未知数の要素が多く存在することがあげられます。そこでコーポレートサイトを閲覧した会社をターゲットにしてニーズを掘り起こしていくためにMAが活用できないかと考えたのです。

そのような背景があるなかでサイトミライズを採用したポイントは何だったのでしょうか？

まず、他の同様なシステムと比較してコスト面、機能面でメリットがあると感じました。サイトミライズは先ほどから話しているMAをはじめとした機能を有しているため、コーポレートサイトとMAシステムを別に構築するよりもコスト面で有利です。また、分析などの機能が豊富で「まず試してみたい」と考えたことがサイトミライズなら柔軟に実施できます。いわばオマケ的に豊富な機能を使ってマーケティング施策を試行することができ、実施結果を元に新たな営業戦略を柔軟に立てていける点を評価しました。大きな変更でなければ追加費用がかからない点も良いと思います。

機能的な操作感については、コーディングの知識がなくても更新できるので、以前のWordPressより分かりやすく使いやすかったですね。実はサポート体制は実際に利用しないと分からない面があると考え、選定時点ではあまり重視しませんでした。サイトミライズのサポート体制についてはグループの「ecbeing」などで実績が豊富なことなどから間違いないだろうと判断していました。

選定にあたって、サービスのセキュリティは重視しましたか？

当然のこととして重視しました。当社の場合、コーポレートサイトで海外に向けて情報発信をしています。アメリカなどに向けて広告を打っていることから、海外からのアクセスも増加していますので、可能な限りセキュリティリスクは減らしておきたいと考え、選定にあたっては慎重に検討しました。

サイトミライズ導入後の変化を教えてください。事前の課題感はクリアしていますか？

WordPressで運営していたときは製品情報を追加するなどサイト内容を変更するにも業者に依頼する必要がありました。サイトミライズでは製品情報や事例といったサイト内容の追加・変更がすぐに自分たちでできるため、とても使いやすくなったと実感しています。導入のきっかけとなったMAなどマーケティング施策については段階的に進行中です。まずは一斉メール配信機能などから活用しています。

他に活用されている機能はありますか？

以前のコーポレートサイトでは、見込み客からの問い合わせは情報が流れてきて、その対応指示や進捗確認等は別プロセスで行っていました。しかしリニューアル後は、サイトミライズの管理機能で、問い合わせ対応の進捗状況が可視化でき、チームメンバー内で管理できるようになり、対応の抜け漏れの確認が簡単になりました。ただ、使いこなしでやりくりしている面もあるため、機能向上をエートゥジェイに期待しています。

サイトミライズを使用した“手応え感”はいかがですか？

コーポレートサイトの運営は情報更新が非常に重要です。その意味で、サイトミライズの導入によってコーポレートサイトが有効に活用できるようになったと手応えを感じています。MAなどマーケティング施策については、何が当社のBtoBビジネスにマッチするのかといった手探りの面が現時点ではありますが、サイトミライズの機能を利用して試行する価値はあると考えているところです。いろいろ試すことができるので、どんな活用ができるか思案しています。

導入効果を感じた出来事などがあれば教えてください。

サイトミライズの効果であるか判断しきれていませんが、リニューアル後にコーポレートサイトへのアクセスが増えています。ただ、マーケティングのゴールの一つは「問い合わせ増加」です。アクセスが増えても問い合わせが増加しないとゴールには近づきません。海外からの問い合わせを増やすことについても同様です。アメリカを中心に広告を配信したことで海外からのアクセスは大幅に増えていますが、それに比例して問い合わせが増えていないので、今後はそこをどう工夫して改善していくかを課題としています。サイトミライズの活用面ではMAなどの機能を完全には使い切れていないため、今後はさらに機能を引き出せるようにしていきたいですね。

今後、コーポレートサイトを活用して強化していきたい取り組みはありますか？

今後もサイトミライズの更新のしやすさを活かして積極的な情報発信を続けていくことを考えています。充実したより良いコーポレートサイトにして有望な問い合わせを増やし、案件化していきたいです。そのためにもいっそうのサイト内容の充実やMAなどを活用していく必要があると感じています。

最後にサイトミライズの導入を検討している他の企業にコメントがありましたらお願いします。

サイトを制作していく段階でもエートゥジェイは非常に細かい調整などに対応してくれました。また、こちらが気づかないような提案もあり、最終的に良いサイトに仕上げることができました。リリース後は丁寧にカスタマーサポートがフォローしてくれますし、サイトミライズでも情報の追加・更新がしやすくて管理側の使い勝手の良さと便利さを実感しています。MAなど多くのマーケティング関連機能などを試して施策を立案していきたい企業にはお勧めです。

社名
株式会社　東京ダイヤモンド工具製作所

創立年月日
1940年(昭和15年)11月 〔創業 1932年(昭和7年)7月7日〕

代表者
代表取締役　濱田 義之
取締役社長　濱田 洋右

本社
〒152-0031 東京都目黒区中根2丁目3番5号
Tel : 03-3723-8111(代表)
Fax : 03-3724-8573